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ユーモアセンス

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ユーモアセンスのある人ってどんな人? 知性のある人間になり良い判断をする!
ユーモアセンスを身につけよう! 楽しむ心をもてば自然と感性は磨かれる!


    



ユーモアセンスのある人ってどんな人?

「面白い話をすることができる…」
 その根本的問題としてあるのが、ユーモアセンスではないでしょうか。センスのある人が面白いことをいえるのは当然ですが、ではユーモアセンスのある人とは、一体どういう人でしょうか?

 単純にユーモアセンスといいますが、それはその人の性格や考え方にも大きく関わってきます。個人差がある以上、すべての人に当てはまるわけではありませんが、ユーモアセンスのある人の基本的な性格や考え方には、多くの共通点を見ることができます。
 それは「広い見識を持ち、相手の気持ちをよく理解でき、状況に合わせて柔軟に対応できる人」です。これは会話能力、コミュニケーション能力が優れている人の共通点でもあります。一般的にも「会話上手な人はユーモアセンスがある」といわれますが、それは正しいのです。なぜなら、会話上手な人は自分だけの固定観念にとらわれず、相手の立場になって考えることができるからです。会話は相手あってのものですから、自分だけが楽しいと思うことを話していても、良いコミュニケーションはとれません。相手を優先させて、始めて「この人は自分の考えや気持ちを、よく理解してくれる人だ」という感情が生まれ、その人に好印象を抱くのです。
 つまり、人の気持ちを理解できる能力があるため、人を喜ばせるための方法を試行錯誤するうちに、自然と感性が磨かれていくのです。相手の立場になることは想像で行うものなので、同時に想像力も養われます。そのため、会話上手な人は皆、想像力豊かです。
「優れた観察で物事を見抜く、洞察力
「想像を膨らませて面白い状況をつくる、想像力
 他にもありますが、どれもお笑いには欠かせないものであり、それらの能力はユーモアセンスの多くの部分を占めています。

 またユーモアセンスのある人は、純粋な心を持っていることが多いといえるでしょう。
 純粋な心の持ち主といえば、代表的なのは子供です。そういう意味では「子供心を持っている人」といってもいいでしょう。誰でも子供の頃は、ちょっとしたことに対して一喜一憂するものです。しかし、大人になるにつれ、段々とそういう心を忘れていってしまう。
「昔は楽しんでいた駄酒落も、今ではくだらないとしか思えない…」
 そんな人も多いと思いますが、それは悪くいえば性格的にスレてしまっている証拠で、そういった気持ちでは到底お笑いを楽しむことはできません。普通に考えれば、芸人のやっていることは「いい歳した大人が…」と思われる行動です。しかし、それは子供心を持っているからこそできる行動なのです。
 何事も「くだらない!」と、一言で片付けるのは簡単ですが、どんなに小さなユーモアでも素直に「面白い」、「楽しい」と思える気持ちがなければ、自らユーモアをつくりだして人を楽しませることはできないものです。

 

ユーモアセンスを身につけよう!

 ユーモアセンスを身につけ、伸ばすにはどうすればいいのでしょうか?そのための方法はいくつかありますが、最低限しなければいけないのが、頭を軟らかくすることです。

※1
ちなみにコロッケの物真似は、映画からヒントを受けている場合が多いのですが、「ロボコップ+五木ひろし」などは、ロボコップを見たときに「これが五木ひろしだったら面白いだろうなぁ」という発想を元にしているわけです。
そして、この組み合わせもネタの章で説明した通り、互いに合いそうにないもの同士を使うのがベストです。

 世間では、俗に「頭が固い」といわれる人が少なからず存在します。自分だけの固定観念にとらわれ、相手のいうことには少しも耳をかさない。融通が利かず、またちょっとしたことですぐに怒りだすタイプの人です。こういう人は、ユーモアとは遠くかけ離れている人で、「頭は固いけどユーモアセンスはある」なんて人は、どこを捜してもいません。(笑)
 ユーモアをつくりだすために、柔軟な思考は必要不可欠であり、頭が固いこととは逆行するものです。物事を柔軟な思考で、様々な角度から捉えることができるからこそ、他人が気付きにくい面白さの種を見つけることができるのであって、物事を一方向にしか見れない人では、それはできないのです。
 そのため、何事も特定の考えに固執せず、多くの意見を聞き、世の中には多くの考えがあることを知ることです。(重要!) 誰でも自分の意見は正しいと思いたいし、それに賛同してくれる人に対しては好意を持ちます。しかし、自分と同じ意見ばかりを受け入れ、他を排除する姿勢は、自分の考えをより一層偏らせ、ますます頭を固くさせてしまうのです!逆に自分と違う考えの人と多く触れあい、その意見を素直に受け止めることで、「そんな考え方もあるのか」「いわれてみれば確かにそうかもしれない」と、考えの幅を広げることができるのです。
 例えば、相手から嫌なことをされても、「相手の立場を考えれば、仕方のない行動だ」「実は良かれと思ってした行動で、それを悪く受け止めただけかもしれない」など、1つの出来事に対して多くの可能性を考えることができ、誤解によるトラブルを招くことも少なくなります。そして、そういう考え方ができると、ある物事に対して「もし、これがこんな風になったら面白いだろうなぁ」という発想が、自然と浮かんできます。この新しい発想が、いわゆるユーモアの元になるのです。(※1)
 広い世界には面白いことがたくさん隠れています。それを見付け、人を笑わせることを多く経験していくことで、始めてユーモアセンスを身につけることができるといえるでしょう。(^_^)

 さてユーモアセンスを語るなら、「笑いのツボ」に関しても説明しておく必要があるでしょう。
 人にはそれぞれ「笑いのツボ」というのがあります。個人差はありますが、基本的には大多数の人が面白いと思うツボがあります。
「セリフの流れもスムーズで表現も悪くない。とくにこれといった失敗はしていないのに、なぜかいつも受けが悪い。なぜだろう?」
 そう思っている人は、プロの芸人でもけっして少なくありません。しかし、その理由は簡単です。単に大多数が面白いと思う、一般的なツボを突いていないからです。人を笑わせることに慣れてくると、「多くの人はどういうことに対して面白いと思うのか?」が分かるようになってきます。あとはそのツボをたくさん突けば、受ける確率も高くなり、結果的に「ユーモアセンスがある」と評価されることになるのです。
 逆に一般的なツボを把握していないと、自分だけが面白いと思う「独りよがりのユーモア」になってしまい、結局受けません。もちろん、個人差はあるので、本当に良いネタであっても受けないときはあります。ただ、本当にユーモアセンスのある人は、面白いネタをつくりだす感覚だけではなく、周りの笑いのツボに自分を合わせられる感覚も持っている人なのです。
 そしてそれを磨くには、少しでも多くの人と出会い、人それぞれが持っている価値観や人間性を知ることです。それは多くの人のユーモア感覚を知ることでもあります。あとは、ネタの受ける、受けないの選別は自然とできるようになるので、少しでも「受ける」と思われるネタを使えば、より高い確率で人を笑わせることが可能になります。
 以上のように、ユーモアセンスは広い世界で多くのことを学ぶことで磨かれるものです。ユーモアだからといって「お笑い番組の研究」だけしていても、磨かれるものではないのです。

 

知性のある人間になり良い判断をする!

 柔軟な思考ができる人は、周りの状況を把握できる能力も高く、融通も利くため、一般的には「知性のある人」といわれます。そのため、ユーモア感覚を人一倍伸ばすには、少しでも知性のある考え方ができたほうが良いのです。
 ただ、かん違いしないでほしいのは「知識のある人 = 知性のある人」ではありません。簡単にいえば「知識のある人」は、多くのことを記憶している人。「知性のある人」は、物事を認識して良い判断ができる人です。

 一般的に知識があるといえば、有名大学出身者などを思い浮かべると思いますが、「彼らに知性があるか?」といえば、必ずしも当てはまりません。
 例えば、知識があるというだけで有頂天になっている人物がいたとします。しかし、学生のうちはいいですが、社会にでればそんなことは大したことではなく、そのような態度をとることで孤立し、人間関係を崩すことになります。すると、いざ自分が困った状況になっても誰も助けてくれず、場合によっては逆に相手から、精神的、肉体的な被害を受けるときもあるでしょう。そういった世の中の仕組みを知らず、自分の行動によって自ら災いを招き、結果的に悪い人生を送る。それは、とても知性のある行動とはいえません。
 逆に、それほど知識はなくても「どうすれば良い方向に進むだろう?」と、状況に応じて臨機応変に考えて行動できる人は、融通も利き、人に好かれます。人間関係が上手くいけば、結果的に良い人生を送れます。目先の利益ではなく、そういった先のことまで考えて、自分の行動を客観的に判断、実行できる人は、知性のある人といえるでしょう。

 もっと極端にいいましょう。
「知識を吸収する行動」は、本人の記憶力や記憶方法によってスピードに差はでますが、やる気と根気さえあれば誰にでもできる単純作業です。しかし、「知性のある行動」は、見聞きしたことや体験したことをもとに、様々な状況判断をしなければならず、大変難しい作業です。最終的に良い結果をだすために、自ら苦難に立ち向かわなければならないときもあるでしょう。事前にそれを分かったうえで実行できる人は、間違いなく「知性のある人」です!(例えば、童話「アリとキリギリス」のアリのように、一時的に大変な作業であっても、将来的なことを考えて事前に行動を移せる…などです)

 もちろん、より良い状況判断をするためにも、データとなる知識は多いに越したことはありません。(ネタ元となる知識が多ければ、笑わせられる状況も増えます) また知識の章でも詳しく述べていますが、知識はユニークな発想をするために必要不可欠なものであり、大事なものに違いはありません。
 ただ、専門的な知識を多く持つことよりも、まずは柔軟な状況判断をすることが、お笑いにおいては大切なことです。一流芸人と呼ばれる方々は、適当に馬鹿なことを言っているようでも、場の状況や他の出演者の対応を常に考えながら行動しています。「どうしたらもっと番組が盛り上がるか?」と考え、自分を犠牲にしてでも積極的に行動できるというのは、知性のある行動だと思います。

 一流芸人(プロという意味ではありません。芸人という職業に就いていなくても、芸人魂を持っている人は、私は立派な芸人だと思います)になるためにも、頑張って「知識も知性もある人」を目指してほしいですね!(^_^)

 

楽しむ心をもてば自然と感性は磨かれる!

 ユーモアセンスを磨くには、やはり会話を純粋に楽しむ心を持つことが大事です。
「相手を楽しませたい」と思って行動していれば、自然と「そのためにはどうすればいいか?」と、頭の中で試行錯誤する楽しさや、実際に喜んでもらえたときの快感を知ることができます。それが分かると、会話を心から楽しめるようになり、表情豊かに笑顔も多くでてきます。当然、笑顔の素敵な人との会話は、同じ話題でも非常に楽しく感じられ、場も盛り上がりやすくなるわけです。
 とくにフリートークでは、「いかに素直に喜びを表現できるか」が、場の雰囲気を大きく左右します。具体的には、楽しいと思ったら笑う……などの心の表現方法です。「楽しかったら笑うのは当たり前じゃないか!」と、思うかもしれません。しかし、すぐにそう思える人ならあまり問題ないのですが、実際にはそれが上手くできない人もいるのです。
 人の性格は千差万別、中には内気で素直に顔にだして喜べなかったり、表現が乏しくなってしまう人もいるでしょう。このような人に悪い人は少ないのですが、表現が乏しいぶん、自分の良さを相手に理解してもらえないことが多いのです。ただそんな人の中にも、インターネットや携帯電話のメールなどの『活字による会話』なら緊張することもないせいか、自分をどんどんアピールして、面白い話ができる人も少なくありません。
 しかし実際に会ってみると、緊張してうまく話せなくなる。せっかく良い素材を持っているのに、上手く表現できないせいで自分のイメージがマイナスになっているのは、非常に惜しいことと思います。

 笑顔は見ていて気持ちがいいものです。話す側、聞く側、双方が素直に楽しさを表現することで、場に活気がでてきます。
 心の表現方法は、お笑い以前に、人間関係を築く上で非常に重要な意味を持っています。世の中を渡っていく上で、人間関係は自分の人生を左右するものといっても過言ではありません。そのため「どうせ性格だから……」と諦めずに、まず自分から「もっと話し上手になるんだ!」という前向きな姿勢で、少しずつでも努力していくことです。
 初めは何度も失敗するでしょうが、それを恐がっていては何もできません。ここぞというときには、思いきってすることも、結果はどうであれ自分の自信に繋がるのです。
 会話は、慣れによって大きく左右されます。会話慣れしている人は、常に堂々と話しています。それは、たとえ失敗しても「フォローを入れれば問題はない」「あまり気にしなくていい」という自信があるからです。実際その通りです。世の中のすべての人間は失敗をするし、別に気にすることでもないのです。
 自分を必要以上に着飾ざらず、失敗しても気にしない。そういう意識をもっているからこそ、大胆に行動に表せるのです。「失敗したら嫌だな。失敗したら自分の評価が下がるんじゃないか?」なんて考えていては、スムーズな会話はもちろん、相手を楽しませるような会話は到底できません。
 会話は、何かと自分の精神的な部分が表れます。逆をいえば、会話をすれば相手の気持ちが分かる場合も多く、そういう意味でも「楽しい会話は、互いに楽しむ気持ちを持つことから始まる」といえるでしょう。


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